平成29年度職場内介護技術向上研修会がありました

3月13日(火)に平成29年度職場内介護技術向上研修会が開催されました。

研修会には社協職員全員が参加し、愛媛県立医療技術大学准教授の窪田静氏をはじめ県内のケアコーディネーターさんを講師にお招きしました。

前半の講演会の内容は、今まで介護に付きものだった腰痛を職業病として諦めるのではなく、ケアのプロとしてどのように予防・対策をしていくのかについてでした。今までのように力任せに利用者を抱え上げるのではなく、「抱え上げない介護」が今は主流になっていることを学びました。

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▲講演を聞いている様子

 

 

 

 

 

 

後半は、抱え上げない介護をするために実際に使われる介護グッズを体験しました。つるつるしたシートを体の下に敷くことでベッド上での体位変換を簡単にしたり、車椅子での座り直しにスライディングシートを使ったりしました。体験では介護のプロとして参加している社協職員もあちらこちらで驚きの声が上がっていました。また「ライザー」という聞きなれない介護用品もありました。これは寝た状態の方を座位まで起こせる介護用品です。施設などでは夜間に思わぬ転倒があった場合、1人でも座位まで簡単に起こすことができるので、緊急時に役立ちそうでした。

 

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▲シートを敷くことで摩擦が減り上下左右簡単に動かせる

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▲ライザーセット時

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▲座位まで起こしていく

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の研修では腰痛予防のための新たな介護技術について学びました。伊予市社協ではこのような介護技術を向上するような研修をこれからも行っていき、質の高いケアを目指していきます。